先日のブラックマンデーで、前々から興味があったVIRLを購入しました。
GNS3ではやりたいことがちょいちょい出来なかったことができるツールということで1年間、色々触っていきたいと思います。
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インストールする環境です。
・Surface Laptop : CPU:Core i5-7200 2.5GHz メモリ:8GB Windows10 Pro Ver:1703
・Mware Workstation Player14(14はバグありなので12を推奨:後述)
http://get.virl.info/player.php このページでインストールする環境が説明されています。
まずは
・VMware Workstation Player (VMware-player-14.0.0-6661328.exe)のダウンロード、インストール
VMware Workstation Playerはこちらからダウンロードしています。
(以前はVMware Playerという製品名でしたが、変わっていました)
チェックサムが記載されていますので、ダウンロード後にチェックしましょう。
MD5SUM: acb1dfba931a9fcdae45f32ebc216a45
Windowsではコマンドプロンプトから確認することができます。
>certutil -hashfile VMware-player-14.0.0-6661328.exe MD5
インストール自体はクリックしていくだけで特に問題なく完了できると思います。
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・VIRL OVAのダウンロード
VIRLのダウンロードは、CiscoのMyAccountを開くと、購入した場合、「Download VIRL」から実施できます。
※後ほどアクティベーションを実行するときのために「LicenceFile」もダウンロードしておきましょう。
このページではいくつかのOVAファイルがダウンロード出来るのですが、たくさんあって
どれを選べばよいのか、迷います。
・ハードに直接インストールする →「.iso」
・ESXiにインストールする →「esxi.ova」
・VMWareにインストールする →「pc.ova」
と選ぶことになりそうです。さらに「virl.1i」、「virl.5i」がありますが、NICの数により選択できるようですが、こちらは正直なところ、よくわかりません。数が少なめでうまくいきそうな1の方で進めたいと思います。
なので、今回は「virl.1i.1.3.296.pc.ova」MD5:3b255a0e9f4c644e80edc685de6922f0
を使用します。
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・Virtual Networksの設定、構築
1NICの場合はこちらはスキップしてよいそうです。「Step 4: Deploy the VIRL OVA」に進みます。
・VIRL OVAの構築
まずはVMware Workstation Playerを起動します。
「仮想マシンを開く」をクリックします。
ダウンロードしてきたファイルを選択します。
何かエラーが表示されました・・・。
どうやら、バージョン14では小細工をしないとうまくいかないようです。(参照元)
「virl.1i.1.3.296.pc.ova」ファイルを「7-zip」で解凍します。(lhaplusだと途中で違う意味でフリーズします。)

そうすると、下記3つのファイルが出来上がります。
・「virl.1i.1.3.296.pc.mf」
・「virl.1i.1.3.296.pc.ovf」
・「virl.1i.1.3.296.pc-disk1.vmdk」
このうちの、「virl.1i.1.3.296.pc.ovf」をテキストエディタで開きます。
「
「virl.1i.1.3.296.pc.ovf」のハッシュSHA1を確認、値をコピーしておきます。
「virl.1i.1.3.296.pc.mf」ファイルをテキストエディタで開き、以前のSHA1の値を消して、先ほどの値を貼り付けて、上書き保存します。
・・・気を取り直して、今度は「virl.1i.1.3.296.pc.ovf」ファイルを開きます。
うまくいきそうな予感です。
読み込んでくれました! すべて読み込むまでに約17分ほどかかりました。
「仮想マシン設定の編集」→「プロセッサ」→「仮想化エンジン」→「Intel VT~」
にチェックを入れます。
※プロセッサの数、メモリ割り当てはご自由にとのことです。今回はデフォルトの4個、8GBにしてみました。
「OK」を押すと完了です。
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・VIRL のアクティベート準備
「仮想マシンの再生」で起動します。しばらくするとログイン画面になるので、
「virl login:」→「virl」
「Password:」→「VIRL」
と入力するとログインできます。
「sudo kvm-ok」と入力して、「KVM acceleration can be used」と戻ってくればOKです。今回はうまくいってますが、上記応答がない場合はこちらを参考とのことです。

「ping -c www.cisco.com」と入力してpingの応答があるかを確認します。
「0% packet loss」または極端にロス率が高くなければ大丈夫です。
「curl http://curltools.com/get-ip」→ IPアドレスが応答されたこと
「wget --spider --no-verbose http://www.google.com」→ 「200 OK」
となっていれば大丈夫です。
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・VIRL のアクティベート実行
「ifconfig eth0」を入力して、表示されるIPアドレスを確認します。
ブラウザを開き、そのIPアドレスを入力しますとログイン画面が表示されます。
ID:uwmadmin
PW:password
でログインしますと下図が表示されます。
左メニューの「Salt Configuration and Status.」をクリックします。
右画面の「Reset Keys and ID」をクリックします。
「Reset salt settings」画面が表示されます。
まず、「Load config file」をクリックして「英数字.virl.info.pem」ファイルをアップロードします。(「Minion private RSA key in PEM format」の中身が書き換わります)
「Salt ID and domain」→「英数字.virl.info」
「Customer e-mail Address」→「購入時のEメールアドレス」
「List of Cisco salt masters」→「US」をクリックすると「vsm-us-1.virl.info, vsm-us-2.virl.info, vsm-us-3.virl.info, vsm-us-4.virl.info」が自動で入力されます。
「Master sign public key 」→「eft.pub」
ここまで準備できたら「Resetting」をクリックします。
「Failed to collect current salt contact status: ~」と赤字が表示されますが、
しばらくしてから「Check status now」をクリックすると消えました。
「Last successful contact:」の日付が実施した日になっていれば作業は成功です。
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・VM Maestroのインストール、動作確認
左メニューの「Download」をクリックすると、セットアップファイルの一覧が表示されます。利用するOSに応じてファイルをダウンロードします。
ファイルをクリックするとVM Maestroのインストーラが起動しますので、「Next」をクリックしていけば問題なくインストールが完了するかと思います。
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